調査レポート

2013年10月 8日

コーチングの効果を最大化するコーチの行動・構造とは何か?

(4) コーチングの頻度をあげると成果がある

コーチングの頻度は、次のグラフのような分布となりました。3~4週間に1回コーチングを実施するケースが40%と一番多かったです。次に2~3週間に1回 19% 、1~2週間に1回 12% 、4~5週間に1回 12%という結果でした。これらのデータを2週間以内に1回、2~3週間に1回、3~4週間に1回、 4週間以上に1回に分けて各項目の詳細結果を紹介します。

コーチの行動 (18項目)

コーチの行動 (18項目)

コーチングの効果 (22項目)

コーチングの効果 (22項目)

前章でセッションの時間は成果と関係が弱いと分かりましたが、頻度に関しては関係が強いことが分かりました。2週間未満に1回のグループは、成果の22項目平均をはじめ、19項目において他のグループのいずれかより高い値として、有意差がありました。(コーチ行動#4,#6,#12,#13,#14、コーチング成果#E1, #E2, #E3, #E4, #E5, #E6, #E7, #E11, #E12, #E15, #E17, #E20, #E21, #E22) この事から、コーチングセッションを2週間以上開けずに実施することは成果につながると考えられます。逆にコーチの#B16「ツールを使う」に関しては、2週間未満に1回のグループが低い得点として有意でした。

得点としては、2週間未満が40項目中35項目で一番得点が高かったです。3週間未満、4週間未満と得点が下がる傾向がみられました。

(5) 電話と対面のコーチングには違いがある »

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