調査レポート

2013年10月 8日

コーチングの効果を最大化するコーチの行動・構造とは何か?

(3) コーチングの時間が長いほど成果が上がる訳ではない

1回のコーチングセッション時間は、次のグラフのような分布となりました。30分台が約半数、次いで60分台という結果となりました。件数の多かった30分台、60分台、70分以上について各項目の詳細結果を紹介します。

コーチの行動 (18項目)

コーチの行動 (18項目)

コーチングの効果 (22項目)

コーチングの効果 (22項目)

コーチングの時間は単純に考えれば、時間が多い方が、効果が高くなると考えてしまいますが、そういった結果にはなりませんでした。時間が多い方が、統計上有意(5%水準)に高い点数であった項目は、#B17、#E11、#E14、#E15(60分台と30分台の間)のわずか4項目でした。#E14は70分台と30分台の間でも有意差がありました。また、#B8は逆に、30分台の方が70分台より得点が高く、有意差がありました。 これらのことから、セッションの時間が長いからといって成果があがる訳ではないということが分かりました。

(4) コーチングの頻度をあげると成果がある »

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